よくある質問
回答一覧
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- Q1. セメント
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A1. セメント(cement)とは結合剤のことで、水を加えて練れば化学反応で固化します。一般的にはコンクリートやモルタルを作るポルトランドセメントの事を指します。
セメントだけでは強度が弱い為、そのまま使割れることはほぼありません。
水を加えて練り上げたものをセメントペースト(トロまたはノロともいう)、そこに砂(細骨材)を混ぜ合わせたものをモルタル、さらに砂利(粗骨材)を混ぜ合わせたものをコンクリートといいます。
セメントペーストはあまり強度はありませんが、きめが細かいのが特徴で、コンクリートの表面仕上げやタイルの目地、モルタルのヒビ割れ補修などに使用されます。
▼セメントの歴史▼
セメントの利用は古く、古代エジプトのピラミッドにもモルタルとして使用されたセメントが残っています。
日本では、幕末の頃に高価なフランス製のポルトランドセメントを輸入したのが最初とされています。
セメント産業の発展を支えた小野田セメント(現在の太平洋セメント)の創業地:山口県山陽小野田市と、現在の太平洋セメントがある大分県津久見市にはセメント町という地名が存在します。
▼インスタント商品▼
インスタントセメント
最初からセメントと砂等の骨材が配合してあり、水を加えて練るだけで使えるもの。
DIYで使用する際は、失敗の少ないインスタントセメントをオススメします。
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- Q2. モルタル
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A2. セメントに砂(細骨材)と水を練り混ぜたもので、セメントモルタルともいいます。
コンクリートほどの強度はありませんがブロックやレンガを積む時の目地、コンクリート表面の仕上げなどに使われます。
その他、壁の下地塗り・上塗りや、外壁塗装・タイル貼りなどにも使われます。
▼インスタント商品▼
インスタントモルタル
最初からセメントと砂等の骨材が配合してあり、水を加えて練るだけで使えるもの。
DIYで使用する際は、失敗の少ないインスタントモルタルをオススメします。
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- Q3. コンクリート
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A3. セメントに砂(細骨材)と砂利(粗骨材)、水を練り混ぜ硬化させたものです。
砂利が入ることで大幅に強度が増すのが特徴です。
硬化する前の状態は、生コンクリート(生コン)と呼ばれています。
コンクリートの強度は圧縮には強いが引張には弱いという性質のため、多くの場合は単体で使う事よりも引張強度を高めるためにコンクリートの中に鉄筋を入れた鉄筋コンクリート(RC)として使われます。
コンクリートは、圧力が掛かっても壊れたらダメなもの、強度が必要な場所に使われます。
マンション・戸建など住宅、駐車場、物置など土間、その他ダム、トンネル、道路など幅広い用途で使用されています。
▼インスタント商品▼
インスタントコンクリート
最初からセメントと砂等の骨材が配合してあり、水を加えて練るだけで使えるもの。
DIYで使用する際は、失敗の少ないインスタントセメントをオススメします。
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- Q4. 塗装と塗り壁って何が違うの?
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A4. どちらも、壁塗りですが、、
塗装:一般的にはローラーで塗る光沢のある壁になります。
塗り壁:左官職人が手仕事(コテ)で仕上げた壁を塗り壁と言います。光沢のない独特な質感となります。
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- Q5. 捨てコン
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A5. 捨てコンクリートのことです。
基礎コンクリートを敷く前に、地盤を水平にするために打設されるコンクリートで、構造的な機能はない事から捨てコンと言われています。
均しコンクリート、敷き均しコンクリートとも言います。
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- Q6. 打設
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A6. 基礎コンクリートを型枠の中に流し込む事を打設(だせつ)といいます。
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- Q7. セルフレベリング材
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A7. 石膏またはセメント系の自然流動材で、セルフレベリング(Self-leveling:自己水平性)という特性があり、材料を流し込むだけで、自然と水平になってくれるので、スピーディーに広範囲の打設が可能となります。
レベラーとも呼ばれています。
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- Q8. セルフレベリング工法
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A8. セルフレベリング剤という自然流動材を使用した、短工期・大量打設が可能な施工方法です。
主に、ビル、マンション、工場、倉庫などの広範囲な床下地や、屋上防水下地などの仕上げ材を張る前に施工する下地調整として使用されます。
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- Q9. 真空コンクリート舗装とは?
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A9. コンクリート打設直後に真空マットをかぶせ、コンクリート内にある余剰水を物理的に除去することで、初期強度の増大、養生時間の短縮、また滑り止めリング(Oリング)を使用することで、滑り止め係数(抵抗値)を上げる舗装方法です。